貯蓄経済研究

季刊 個人金融 2013年秋号

発行年月 2013年10月

特集 若者の生活意識と貯蓄行動

現在、若者を巡る経済社会環境は、厳しい財政状況、厳しい雇用環境・所得環境、急速な少子高齢化、急速な経済のグローバル化等「厳しい」と「急速な」の文字で表現されることが多くなりました。

非正規雇用や失業が他の年齢層に比べ多い若者ですが、内閣府の「国民生活に関する世論調査」では、20歳代の約7割が現在の生活に満足と回答するなど、他の年齢層に比べ満足度は高いものの、一方で、具体的目的を持って貯蓄するのではなく将来が不安で貯蓄に励む若者や多額のローンを抱える若者もいます。

本号では、20歳代・30歳代を若者としてとらえ、若者の雇用の実態、生活実態、生活意識、生活設計に対する考え方、貯蓄意識や貯蓄行動、金融機関・金融商品への志向などについて様々な角度から分析・考察しました。

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目次

特集
若年者雇用の現状と課題

慶應義塾大学 経済学部 教授 太田 聰一

若年層の生活不安と生活設計 ―結婚、子ども、親との同居による違い―

(株)ニッセイ基礎研究所 保険研究部 研究員  村松 容子

若者の貯蓄行動

㈱第一生命経済研究所 首席エコノミスト 熊野 英生

若年未婚層の金融機関・金融商品に対する志向

㈱ニッセイ基礎研究所 生活研究部 准主任研究員 久我 尚子

若年層の暮らしと金融取引

㈱農林中金総合研究所 主事研究員 田口 さつき

調査・研究
プラチナ社会のライフスタイル ―多世代交流型コミュニティの可能性―

㈱三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター 主席研究員 松田 智生

わが国の地域金融機関による貸出金利の長期的分析

大阪産業大学 経営学部 准教授 石橋 尚平

アンケート調査から見た国債に関する知識・意識・購入意向
―「くらしと生活設計に関する調査」の結果を中心に ―

前 一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部 研究員 平川 本雄

ニュース解説
消費税率引上げ

一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部長 織田 善則

社会保障・税番号制度の概要

一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部長 織田 善則

経済金融の動き&ゆうちょの動き
ゆうちょ情報
  • 平成25年3月期 日本郵政グループ決算の概要(資料)
  • 日本郵便株式会社の平成26年3月期第1四半期 四半期財務諸表の概要(資料)
  • 株式会社ゆうちょ銀行の平成26年3月期 第1四半期 四半期財務諸表の概要(資料)
  • 平成24事業年度 独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構の財務諸表(資料)
書評
山重 慎二 著 「家族と社会の経済分析-日本社会の変容と政策的対応」

明治大学政治経済学部教授 加藤 久和

橘木 俊詔 著 「「幸せ」の経済学」

慶應義塾大学経済学部教授 駒村 康平

お問い合わせ先

一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部

〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町2-1 クイーポビル9階

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