貯蓄経済研究

季刊 個人金融 2012年秋号

発行年月 2012年10月

特集 グローバル化と個人金融

1990年代以降、経済のグローバル化が進展して、ヒト・モノ・カネ・情報の国際的流動化が進んでいます。グローバル化には光の部分がある一方で、資産格差や所得格差の問題、一地域の経済破綻が通貨危機や世界同時不況に発展する等の影の部分も大きくなってきています。

そこで、本号ではグローバル化が家計所得や個人金融に及ぼした影響について考察するとともに、分散投資としての対外証券投資やコモディティ投資の現状と課題について考察しました。

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目次

特集
経済のグローバル化と家計所得

大阪経済大学 経済学部 准教授 山口 雅生

経済のグローバル化と我が国個人金融の課題

立命館大学大学院 法学研究科 教授 大垣 尚司

ビッグバン構想から16年を経る我が国のリテール金融市場

(株)農林中金総合研究所 調査第一部 主任研究員 重頭 ユカリ

我が国の対外証券投資動向:ホーム・バイアスの修正

長崎県立大学 国際情報学部 准教授 小原 篤次

個人投資家の投資対象としてのコモディティ
-わが国のコモディティ投資信託、ETFおよびETNの現状-

名古屋大学大学院 経済学研究科 教授 家森 信善

調査・研究
ASEAN債券市場育成の取り組み―マレーシア社債市場を中心に―

東洋大学 経済学部 准教授 中川 利香

消費主義の実証分析に向けて

文京学院大学 人間学部 助教 寺島 拓幸

ニュース解説
マイナンバー法案提出の経緯と課題

一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部長 織田 善則

「日本再生戦略」について

一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部 研究員 平川 本雄

経済金融の動き&ゆうちょの動き
ゆうちょ情報
  • ゆうちょ銀行の平成25年3月期 第1四半期財務・業績の概況(資料)
  • 平成23事業年度独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構の財務諸表(資料)
  • 郵政グループビジョン2021の概要
書評
熊谷 亮丸 著 「消費税が日本を救う」

中央大学 法科大学院 教授 森信 茂樹

祝迫 得夫 著 「家計・企業の金融行動と日本経済―ミクロの構造変化とマクロへの波及」

上武大学 ビジネス情報学部 教授 矢島 格

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