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社会課題解決を支える資金提供手段の現代的位相
〜社会的インパクト投資を中心に〜

 

兜翌ニつばさ 代表取締役

水谷 衣里

要旨



本稿では、社会的課題解決を支える資金提供手段の現代的位相として、特に社会的インパクト投資に焦点を当てた。「社会課題を解決しながら、経済的リターンも同時に生み出す投資」である社会的インパクト投資は、現在約11兆ドルの経済規模に成長している。用語の登場は2000年代後半以降であるが、欧米でのコミュニティ再生や金融包摂、SRIに関する実践などが複雑に作用しあって、現在の発展に繋がっていると考えられる。世界的にはG8社会的インパクト投資タスクフォースの発足と拡大がみられ、日本においても国内諮問委員会が誕生した。民間の社会的インパクト投資ファンドやSIBの登場などの変化もみられる。結びでは、我が国における社会的インパクト投資をめぐるエコシステムの創出に向けて、(1)事業者と案件の形成、(2)投資家の参画、(3)実例の共有、(4)制度面の整備という4つのポイントを提示した。対応は待ったなしであり、慎重かつスピーディーな取り組みが求められる。



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