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奨学金と幸福度

 

同志社大学 商学部 准教授

佐々木 一郎

要旨



本研究の目的は、全国の20?59歳男女を対象にしたWebアンケート調査データ3000サンプルを使用して、奨学金と幸福度との関連を分析することである。ロジット推定結果から、金額面でみた奨学金の借入金額の大小は幸福度には関連していないこと、むしろ、心理的にみた奨学金返済の負担感の重さが幸福度を低くするように顕著に関連していることが明らかになった。また、統計的に顕著ではないものの、在学時に奨学金を勉学・部活・就職活動でメリットを感じるように有効活用していた人々は、幸福度が高い傾向があった。奨学金と幸福度の因果関係の向きについて、2時点コホートデータ分析から明らかにすることについては、今後の研究課題である。

キーワード:奨学金、借入金額、返済負担感、有効活用、奨学金リテラシー教育の拡充



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