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公的年金を補完する所得保障

 

帝京大学 経済学部 教授
横浜国立大学 名誉教授

山口 修

要旨



本稿は、わが国の公的年金の財政検証によって明らかになった将来の年金給付の課題に対して、企業年金や個人年金などの私的年金を組み合わせて、所得保障機能を補完することにより、給付の十分性を確保しつつ、持続可能性の維持を図るというフレームワークを前提にして、私的年金の在り方を論じている。
最初に諸外国の公私年金の補完状況を紹介した上で、退職金制度をベースに独自の発展をしてきた我が国の企業年金の特徴と現状を述べ、確定給付型、確定拠出型、ハイブリッド型などの制度の紹介を踏まえて、企業年金の改革の方向を整理している。そして、2017年1月1日から実施される個人型DCの加入範囲の拡大によって、DC年金は国民すべてが参加できる普遍的制度にレベルアップしたとして、その内容を詳述し、最後に私的年金全体の今後の課題について言及している。




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